ニーズウェルは底固め完了感、18年9月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 ニーズウェル<3992>(東2)は業務系システム開発が主力のシステムインテグレータである。18年9月期は売上高が計画未達だが増収を確保し、経常利益と純利益を増額修正して増益予想である。株価は上場来安値圏だが底固め完了感を強めている。反発を期待したい。

■業務系システム開発が主力のシステムインテグレータ

 金融業界向け業務系システム開発が主力のシステムインテグレータである。業務アプリケーション開発、基盤構築、組み込み系システム開発などを展開している。18年6月にはRPAソリューション「WinActor」を日清食品ホールディングス<2897>に販売・導入したと発表している。

 18年8月にはAI inside社との販売パートナーシップ契約締結を発表した。RPAソリューション「WinActor」とAI inside社のAI-OCRソリューション「DX Suite」のシナジーを目指す。
■18年9月期増収増益予想、売上高未達だが経常利益と純利益を増額修正

 18年9月期の非連結業績予想(9月18日に売上高を減額修正、営業利益を据え置き、経常利益と純利益を増額修正)は、売上高が17年9月期比1.6%増の51億45百万円、営業利益が6.4%増の4億71百万円、経常利益が8.5%増の4億62百万円、純利益が10.8%増の3億18百万円としている。

 売上高は、IT技術者の確保や採用が計画を下回り、全ての受注案件に対応できないため計画を下回るが、微増収を確保する。利益面では、新規案件を含めた高付加価値案件の獲得や、生産性向上の効果で増益の見込みだ。

■株価は底固め完了感

 株価(18年4月1日付で株式2分割)は上場来安値圏でモミ合う形だ。ただし9月13日安値1174円から切り返して底固め完了感を強めている。9月25日の終値は1243円、今期予想PERは約16倍、時価総額は約52億円である。反発を期待したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年5月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る