【銘柄フラッシュ】SIGなど急伸し田淵電機は事業再生ADRが一歩前進しストップ高

株式市場 銘柄

 10月17日は、田淵電機<6624>(東1)が東証1部の値上がり率1位となり、事業再生ADRの完遂に向け、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>(東2)のダイヤモンド電機との間で第三者割当増資を含むスポンサー支援に関する契約を締結したと発表し、ストップ高の27.6%高。ダイヤモンドエレクトリックホールディングスもストップ高の28.0%高。

 2位はノジマ<7419>(東1)の16.6%高で、16日に9月中間期の決算見通しを全体に増額修正して発表したため急反発し、約2ヵ月ぶりに2600円台を回復。

 3位はコムチュア<3844>(東1)の13.7%高となり、やはり9月中間期の決算見通しを全体に増額発表したことが好感され、株式分割など調整後の上場来高値を更新。

 トーヨーアサノ<5271>(東2)はまたもやストップ高の16.3%高。9月下旬に業績予想を増額発表し、10月10日に決算を発表。12日から一転ストップ高を交えて急伸しはじめ、一説では「ナニワの相場師」などと呼ばれる投資会社の総帥・山田亨氏の介入も言われて連日急伸。インテリジェントウェイブ<4847>(東2)はカード決済システムの大手とあって消費税の10%後の軽減税率還元をキャッシュレスで買い物をする消費者に限る案が意識されたもようで4.7%高と年初来の高値を更新。

 バリューデザイン<3960>(東マ)もキャッシュレスカード事業を行うため消費税10%後の軽減税率のキャッシュレス消費者限定還元案が意識されて一時ストップ高の19.4%高となり大引けも19.2%高。上場3日目(10月12日上場)のDelta-Fly Pharma(デルタフライファーマ)<4598>(東マ)は9.3%高、同じくイーソル<4420>(東マ)はストップ高の7.9%高。

 SIG<4386>(JQS)は16日に業績予想を大幅増額発表し一転ストップ高の22.7%高。愛光電気<9909>(JQS)は10日からの急騰相場の中で再びストップ高の17.4%高。一説「浪花の相場師」などと呼ばれる山田亨氏が投資と伝えられているが、取り扱う電設資材などの市況上昇効果が大とされ業績拡大との見方もある。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る