平山HDは配当性向の実質引き上げなど意識され後場一段と強含む

株式市場 銘柄

■25%を基本方針としながら自社株買いを含めて50%以内まで拡大

 平山ホールディングス(平山HD)<7781>(JQS)は10月30日、後場の取引開始後に2675円(62円高)まで上げて一段と強含み、反発幅を広げている。インソーシング(製造請負)事業や技術者派遣などを展開し、業績は連続最高を更新する見通し。10月17日に配当性向の事実上の引き上げを示唆する発表しており、このところ全体相場の下げに押されて配当の魅力が相対的に向上していることもあり、配当利回りを意識する動きが一段と強まったとの見方が出ている。

 10月17日付で「株主還元方針の変更に関するお知らせ」を発表し、「配当性向は25%を基本方針としたうえで、業績、財政状態、株価水準等を総合的に勘案しながら、自己株式取得を含めた連結ベースの総還元性向50%以内を目途とし、株主の皆様へのより積極的な利益還元に努め」るとした。

 今期・2019年6月期の配当(期末のみ)は8月に発表した前期決算で前期比8円増の58円の見込み(配当性向25.4%)としており、一段の増配や自己株式の取得(自社株買い)を行う可能性が強まっている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る