
■電力事業の収益回復、今期も営業利益が続伸の見通し
シナネンHD(シナネンホールディングス)<8132>(東証プライム)は5月15日、急激な反発相場となり、7%高の6580円(420円高)まで上げた後も6500円台で売買され、V字型に切り返している。14日の通常取引終了後に2025年3月期の連結決算を発表し、営業利益と当期純利益が大幅に黒字転換し注目し直されている。また、今期予想も営業利益を続伸見通しとし、売上高を増勢転換などとし、期待が再燃している。
25年3月期の連結決算は、売上高が前期比8.9%減だったが、損益面では、主に電力事業での新プラン導入や管理体制の見直しが寄与し、営業利益と親会社株主に帰属する当期純利益が大幅に黒字転換した。
今期・26年3月期の連結業績見通しは売上高も増勢に転換する見込みとし、売上高は3673億円(前期比15.8%増)、営業利益は44億円(同9.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は30億円(同4.9%減)を予定するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)