【株式市場】大幅な円安を受け日経平均は一時222円高となり材料株物色も活発

株式

◆日経平均は2万1574円51銭(189円35銭高)、TOPIXは1613.87ポイント(6.21ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億5788万株

チャート13

 3月1日(金)前場の東京株式市場は、日経平均が105円高で始まった後、何度か一段高を試す強い展開になった。米国の経済指標や英国のEU離脱期限延長観測などを受け、円相場が対ドル、対ユーロとも前日夕方より60銭前後も円安になり、アドバンテスト<6857>(東1)武田薬品工業<4502>(東1)など、売上高に占める海外比率の高い銘柄の強さが目立った。日経平均は10時50分頃に222円94銭高(2万1608円10銭)まで上げた。水産株なども高く、前引けも189円35銭高(2万1574円51銭)と強調相場になった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

ハウスドゥ<3457>(東1)が東証1部の値上がり率トップとなり、計画見直しにより業績寄与が期ずれしていたハウスリースバック事業による資産のファンド受益権化の始動発表を好感。ラオックス<8202>(東2)は順延させていた連結決算発表が好感されて活況高。アイリッジ<3917>(東マ)は今3月期が決算期変更にともない9ヵ月間にもかかわらず前期の12ヵ月間より数字が大きい見込みなどが注目されて連日戻り高値。ラクオリア創薬<4579>(JQG)は韓国での発売認可・販売開始などが注目されて高い。

 東証1部の出来高概算は5億5788万株、売買代金は9685億円。1部上場2131銘柄のうち、値上がり銘柄数は1216銘柄、値下がり銘柄数は808銘柄となった。(HC)

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