【株式市場】主力株が一服し日経平均は4日ぶりに反落するが材料株物色が活発

株式

◆日経平均は2万1761円65銭(45円85銭安)、TOPIXは1620.14ポイント(5.61ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億5743万株

チャート10

 4月8日(月)後場の東京株式市場は、トヨタ自動車<7203>(東1)が前引けより安く始まるなどで、日経平均も前引けより安い34円安で始まった。ソニー<6758>(東1)も軟調なまま小動きなど、主力株が重いため、好業績株や材料株の物色が強まり、日経平均は30円安から50円安の水準で大引けまで小動きとなった。大引も軟調で4日ぶりに反落した。東証2部指数も軟化して反落。一方、日経JASDAQ平均も高い。一方、マザーズ指数は高い。

 後場は、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J・TEC)<7774>(東1)が一段とジリ高傾向を強め、蒲郡市民病院から自家培養表皮移植の臨床研究に用いる培養表皮を受託との発表が注目されて活況高。エスプール<2471>(東2)は働き方改革法の施行などを手掛かりに高値を更新し、サンバイオ<4592>(東マ)は14時半に再生細胞薬「SB623」が厚生労働省の「先駆け審査指定制度」に指定との発表を受けて急動意。

4月8日新規上場となったヴィッツ<4440>(東マ)は後場も買い気配のまま初値がつかず、大引けは公開価格2650円の2.3倍の6100円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は10億5743万株(前引けは5億4067万株)、売買代金は1兆8847億円(同9041億円)。1部上場2140銘柄のうち、値上がり銘柄数は666(同702)銘柄、値下がり銘柄数は1397(同1331)銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けも9業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、石油・石炭、不動産、電力・ガス、精密機器、サービス、化学、などとなった。(HC)

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