小惑星探査機「はやぶさ2」着陸成功と伝わり明星電気が一時急伸

■分離カメラや近赤外分光計を担当

明星電気<6709>(東2)は7月11日、11時前に一時7%高の669円(41円高)まで上げ、前引けも639円(11円高)となった。小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載の分離カメラ「DCAM3」や「近赤外分光計(NIRS3)」を担当し、この日、「はやぶさ2、着陸成功、世界初のミッションで」(NHKニュースWEB2019年7月11日10時54分)と伝えられ、注目が再燃した。

 同ニュースは、「10日、高度2万メートルから降下を開始した探査機「はやぶさ2」は、11日午前10時前には高度30メートル付近に到達し、事前に地表に落としておいたボール状の目印をカメラでとらえながら細かく姿勢や位置を制御する、着陸に向けた最終局面に入りました」「そして、自動制御により、着陸地点に向けて最後の降下を行い、JAXAは、送られてきた詳細なデータを確認した結果、午前10時50分すぎ、着陸に成功したと発表しました」などと伝えた。

 着陸は数秒間で、探査機の下から伸びる筒状の装置の先端を地表につけて、その瞬間に弾丸を発射し、砕けて舞い上がった岩石を採取する仕組みになっているという。(HC)

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