【編集長の視点】Lib Workは東マIPO後安値から反発、8月9日の決算発表を先取り割安内需株買いが再燃

Lib Work<1431>(東マ・福Q)は、前日6日に21円高の1159円と3営業日ぶりに反発して引け、8月6日取引時間中につけた東証マザーズ市場への新規株式公開(IPO)後の安値1071円から底上げした。同社株は、今年6月18日に東マにIPOされ、福証Q-board市場(福Q)との重複市場となり、8月9日にはIPO後の初決算となる2019年6月期業績を発表予定にあるが、続く2020年6月期業績とともに連続した過去最高更新と観測されていることから、決算発表を先取りして内需割安株買いが再燃した。7月26日には、「ロボットが案内するモデルハウス」を熊本県菊池郡菊陽町にオープンし、話題を集め業績への寄与期待も高め、買い材料視されている。

■独自のインターネットサイトで集客効果を高めて効率経営も実現

 同社の目下最終集計中の2019年6月期通期業績は、今年5月に期初予想が上方修正され、売り上げ65億8900万円(前期比29.1%増)、営業利益5億1800万円(同54.7%増)、経常利益5億6300万円(同51.6%増)、純利益3億8000万円(同49.1%増)と見込まれ、過去最高を連続更新する。

 同社は、熊本県、福岡県を地盤とする注文住宅メーカーだが、インターネットを活用する独自のビジネスモデルをベースに集客を図るとともに、効率的な戸建住宅の設計・施工・販売を実現している。同社が展開しているインターネットサイトは、「土地探し」サイト、「地盤チェックナビ」サイト、「平屋ナビ」サイトなどさまざまなカテゴリーにわたり、年間WEB集客数が、2017年6月期の1729組が、2018年6月期に2225に増加し、2019年6月期はさらに2744組と続伸を目標としている。

 また住宅購入者へは、VR(仮想現実)よりCG画像で全棟提案し「家が建つまでわからない」という購入者の不安を解消するとともに、大幅にコストを削減し、業績押し上げ要因となっている。今回、「ロボットが案内するモデルハウス」をオープンしたことも、モデルハウスに常駐する人員コストを削減できるメリットを生かし、モデルハウス空白地帯に低コストでモデルハウスを開設することを可能とするもので、業績寄与が期待されている。

 8月9日の6月期決算発表では、2019年6月期業績は、今年5月の上方修正値を上ぶれて最高業績を伸ばして着地し、続く2020年6月期の純利益は、東洋経済会社四季報最新号で4億5000万円と観測されており、この動向が注目される。

■PERは7倍台と超割安で東マIPO承認歓迎の46%高相場の再現が有力

 株価は、福Q市場で業績上方修正・再増配に東マIPO承認が続いて年初来高値1502円まで46%高し、東マ上場の6月18日には1190円で初値をつけ、1234円まで買い進まれ25日移動平均線水準で値固めを続けたあと、米国のトランプ大統領の中国向け制裁関税第4弾発動表明による世界同時株安が響いてIPO後安値1071円へ突っ込んだ。ただこの急落は、長大下ヒゲとなり下げ渋る動きもみせており、PERは7倍台と大きく割り負けていることから、東マIPO承認後の株高再現期待を高め福Qの年初来高値1502円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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