【株式市場】中国の為替政策に期待強まり日経平均は一時165円高まで上げる

株式

◆日経平均は2万636円72銭(120円16銭高)、TOPIXは1502.11ポイント(2.18ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億6578万株

チャート4 8月8日(木)前場の東京株式市場は、為替の円高を受け、日経平均は12円高で始まった後10時にかけて53円58銭安(2万462円98銭)まで軟化した。その後、中国が「元」の基準値を昨日より元高に設定したと伝わると、米国との関係緩和の素地形成かとされ、トヨタ自動車<7203>(東1)ファナック<6954>(東1)が急激に上値を追いはじめ、日経平均も11時頃に165円68銭高(2万682円24銭)まで上げた。前引けも120円16銭高となり堅調。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高いが、東証2部指数は安い。

 韓国向け半導体材料の輸出が「一部許可」との報道を受け、ステラ ケミファ<4109>(東1)東京応化工業<4186>(東1)が6日ぶりに反発基調。太陽誘電<6976>(東1)は「JPX日経400」の構成銘柄の定時入れ替えで新採用となり活況高。、ハウスドゥ<3457>(東1)は「JPX中小型株指数」の定時入れ替えで継続採用となり、ミズホメディー<4595>(東2)は新採用となり各々高い。イーエムネットジャパン<7036>(東マ)は6月中間決算の大幅増益が注目されて急伸。

 東証1部の出来高概算は急増し5億6578万株、売買代金は9582億円。1部上場2149銘柄のうち、値上がり銘柄数は1282銘柄、値下がり銘柄数は776銘柄となった。(HC)

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