ラ・アトレが高齢者住宅事業の一段拡大をめざし東京都世田谷区の土地建物を取得

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■中京地区、北海道地区、首都圏に続き東京都内でも積極展開へ

 商業施設やオフィスビル、マンションなどを展開するラ・アトレ<8885>(JQS)は、8月22日の取引終了後、高齢者住宅施設の投資規模拡大を目的として、完全子会社である「株式会社ラ・アトレレジデンシャル」が東京都世田谷区の高齢者住宅施設を取得することを決議と発表した。

■商業施設やオフィスビル、マンションなどでバランスのとれた事業展開を推進

 取得資産の種類は土地及び建物(東京都世田谷区)、面積は、土地848.25平方メートル、建物1994.37平方メートル。物件取得は2019年10月下旬の予定。 

 ラ・アトレは、インカムゲイン型不動産事業とキャピタルゲイン型不動産事業をバランス良く組み合わせることによって、全体として無理のない持続的な企業成長を目指している。

■高齢者住宅施設は2015年から名古屋市、札幌市、さいたま市で積極的に推進

 不動産賃貸事業の拡大戦略としては、高齢者住宅施設、宿泊施設、商業施設、オフィスビルや住宅施設など、用途の違う不動産を分散して取得し、事業のポートフォリオの最適化を図り、それぞれの用途別不動産の取得を積極的に推進してきた。

 このうち、高齢者住宅施設では、2015年に日本ホスピスホールディングス<7061>(東マ)の連結子会社であるナースコールが運営する名古屋市のサービス付き高齢者向け住宅「ナーシングホームJAPAN」及び「ナーシングホームOASIS」の2棟を取得し、高齢者住宅事業に参入した。

 続いて2016年には札幌市の住宅型有料老人ホーム「ツクイ札幌稲穂」、さいたま市の住宅型有料老人ホーム「ラ・ヴィ南浦和2」を取得、さらには2017年にナースコールが運営する緩和ケア・在宅ホスピスに特化した名古屋市の住宅型有料老人ホーム「ナーシングホームOASIS南」を取得したほか、直近では資本・業務提携を行っている光ハイツ・ヴェラス<2137>(札幌アンビシャス)が運営する札幌市の高齢者向け施設「ヴェラス・クオーレ南19条」及び「さっぽろ南デイサービスセンター」の2棟を2019年に取得するなど、稼働率の高い優良な不動産の保有・取得を進めている。(HC)

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