こてっちゃんのSFOODSは今2月期も2ケタ増益、PERは同業に比べ割安

株式市場 銘柄

チャート2 「こてっちゃん」で知られるSFOODS<2292>(東1・売買単位100株)は、朝方24円高の2234円と3日続伸した。後場は2130円台に軟調となっている015年2月期の当期純利益が30%強増益となったのに続き、2016年2月期も15%増益を確保する見通し。

 同社は米国産牛肉と内臓肉輸入のパイオニアで、「こてっちゃん」が有名。2014年1月にフードリエ(当時、グリコハム)がグループ入りしたこともあって2015年2月期は前々期比26.5%増収、同40.4%経常増益、同31.1%当期純利益増益となった。2016年2月期は円安による原料高などで、経常利益の増益幅は前期比2.3%増益とひとケタ台となるが、当期純利益は同15.1%増益を見込む。当期純利益は前期に続き記録を塗り替える。

 予想1株当利益は178円56銭(前期155円13銭)にアップ。PERは12倍台。同業の丸大食品35倍、トーホーの23倍などに比べると低い。

 積極的な設備投資の資金調達として5月に90億円の第三者割当による転換社債を発行する。転換価格は2506円。株価は今後この転換価格を意識した展開になろう。

 年初来高値は2600円(1月13日)、同安値は1983円(2月5日)である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■山口県周南市で始動、燃料電池の定置型電源活用で脱炭素電力供給を検証  ホンダ<7267>(東証プ…
  2. ■LINEリサーチ発表、上半期トレンド総括と最新6月期の動向  LINEヤフー<4689>(東証プ…
  3. ■休廃業・解散は減少も淘汰続く、新興市場の課題鮮明に  東京商工リサーチは7月31日、国内ドローン…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  2. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  3. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  4. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  5. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  6. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る