日立化成は昭和電工グループによるTOBを受け急伸、値上がり率トップ

■TOB価格は4630円、昭和電工は安いが日立製は高い

 日立化成<4217>(東1)は12月19日、買い気配で始まり、9時20分過ぎに13%高の4590円(510円高)まで上げて東証1部銘柄の値上がり率トップに躍り出た。

 18日の取引終了後、昭和電工<4004>(東1)とともに、昭和電工グループ企業による日立化成へのTOB(株式公開買付)を発表。TOB価格は1株4630円としたため、この値に向けて急伸している。本日のストップ高は700円高の4780円。

 昭和電工は安いが、日立製作所<6501>(東1)は年初来の高値を更新した。発表によると、TOBは2020年2月中旬から開始する見込み。日立化成の筆頭株主・日立製作所は、その所有全株式(106,699,955株、所有割合51.24%)をこの公開買付に応募する旨の応募契約を締結している。日立化成は、これに賛同の意見を表明するとともに、株主に対して応募することを推奨する旨の決議をした。TOB成立後、日立化成の株式は非上場になる見込み。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る