上場2日目のJTOWERは主幹事と別の大手証券も高評価とされストップ高

株式市場 IPO 鐘

■設備投資大きいがEBITDAの増勢続くと予想

 12月18日に新規上場となったJTOWER(ジェイタワー)<4485>(東マ)は19日、一段高となり、9時40分前にストップ高の3100円(500円高)で売買されたまま買い気配に貼りついている。公開価格は1600円、初値はその64%高の2620円だった。

 「ドコモ」「au」「ソフトバンク」などの通信キャリアが単独で行ってきた携帯基地局関連インフラに係る設備投資を、JTOWERグループが一本化して行い、各社にシェアリング貸与する事業を国内外で展開。設立は2012年6月。

 主幹事証券はSMBC日興証券だが、大和証券が18日付で「日本におけるインフラシェアリングのパイオニア」と題するリポートを出した。大きな設備投資をともない減価償却負担の多い企業の収益を測るEBITDAをみると、会社側が上場時に発表した今期・2020年3月期の連結EBITDAは5.0億円だが、同リポートでは21年3月期のEBITDAを16.6億円と予想し、22年3月期には35.0億円としたようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る