【株式評論家の視点】Gunosyは上場初値から32%上昇、成長性見込めば上値余地大きい

Gunosy<6047>(東マ・売買単位100株)は4月28日に東証マザーズに新規公開した。上場初日は1520円でスタート、5月1日には1980円まで値を上げている。

同社は情報キュレーションアプリ『Gunosy(グノシー)』の開発および運営を手掛けニュースアプリを提供する。スマートフォンの普及、インターネット広告の拡大を背景に、同社の成長性を期待する向きが買い物を入れている。

同社事業にとってユーザー数の増加は非常に重要な要素でありテレビCM等により積極的な広告宣伝活動を行っている。とくに、積上げモデルのため、ユーザー獲得費用が一定の範囲内であれば広告宣伝費への投資をすればするほど将来収益として戻ってくる。即ち、事業計画の予見がしやすい事業モデルといえる。ダウンロード数は第3四半期末で866万、2015年5月期末には924万に増加する見通し。

とくに、インターネット広告市場は2014年度推定7506億円は2017年度には8934億円へ拡大見通しで、このうち同社の得意とするスマートフォン広告市場は14年度の1852億円が17年度には5448億円へ急成長が見込まれている。

2015年5月期は売上高30億400万円(前期実績3億5900万円)、経常利益500万円(同13億6500万円の損失)、純利益500万円(同13億9300万円の損失)と大幅増収、黒字転換を見込んでいる。

株価は上場時初値から約32%の上昇。成長性の見込める新規上場銘柄の場合、上場初値から平均で2.5~3.0倍の上昇となっていることからみて成長性のある同社株の上値余地は大きいものとみられる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る