加賀電子は再び上値を指向、いちよし経研が投資判断を引き上げ注目再燃

■フェアバリューを2800円から3200円に引き上げる

加賀電子<8154>(東1)は2月10日、朝方の2278円(98円安)を下値に切り返し、再び上値を指向。後場は2420円(44円高)前後で強い展開となっている。同日付で、いちよし証券系のいちよし経済研究所がレーティングを従来の「B」から「A」に引き上げ、フェアバリュー(妥当株価)も2800円から3200円に引き上げたと伝えられ、注目が再燃している。

 さる2月6日に第3四半期決算と3月通期の連結業績見通しの増額修正を発表しており、連結営業利益(2019年4月~12月・累計)は前年同期比34.5%増加して77.32億円と、この期間としての最高を更新した。

 いちよし経研のレポートによると、EMS(受託製造)事業の収益性向上や、19年1月に連結対象となった富士通エレクトロニクス(非上場)の販管費抑制効果が想定以上であること、増額修正した3月通期の業績予想は、3Q(第3四半期)実績の改善ぶりから見て保守的と考えられること、また新型コロナウイルスの感染拡大の影響は同社にとって限定的と考えられること、などを要因とした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る