建設技術研究所の19年12月期は、増収大幅増益となり、最高益更新で着地

◇グループ一体となった質量両面の事業拡大に注力

 建設技術研究所<9621>(東1)の19年12月期は、増収大幅増益となり、最高益更新で着地。

 19年12月期は、19年がスタートの年にあたる「中期経営計画2021」のもと、主力分野である防災・減災の受注を拡大するとともに、維持管理、発注者支援、包括管理、PFI・PPP、都市総合開発などを拡大分野、地方自治体や民間企業を拡大市場と位置付け、グループ一体となった質量両面の事業拡大に注力した。また、グループ全体の生産性向上を目指し、AI・RPAによる省力化、プロジェクトマネジメントシステムの改善及びテレワークの勤務の本格運用を実施した。

 以上の結果、19年12月期連結業績は、売上高626億49百万円(前年同期比7.2%増)、営業利益42億67百万円(同40.1%増)、経常利益43億97百万円(同38.9%増)、純利益28億08百万円(同48.3%増)となった。

 過去最高益を更新したこともあり、配当は35円(前年25円)と10円の増配となった。

 今期20年12月期連結業績予想は、売上高650億円(前期比3.8%増)、営業利益44億円(同3.1%増)、経常利益45億円(同2.3%増)、純利益29億円(同3.3%増)を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る