フォーカスシステムズは今期も堅調で最高益更新を見込む、株価は年初来高値更新の期待高まる

■今期も今後数年の事業展開を睨み、要員の採用・育成などの投資を行う

 フォーカスシステムズ<4662>(JQS)の業績は、今期も堅調で最高益更新を見込むことから、株価は年初来高値更新の期待が高まる。

 今期16年3月期業績予想は、売上高153億円(前期比1.4%増)、営業利益9億50百万円(同1.0%増)、経常利益9億20百万円(同2.5%増)、純利益6億円(同1.2%増)と増収増益を見込む。

 同社の事業は、公共関連事業、民間関連事業、セキュリティ関連事業の3事業に分かれている。

 公共関連事業では、最終ユーザーが官公庁及び地方自治体向けであり、財務システム、貿易システム、航空管制システム、医療福祉システム、社会保障システム等、社会インフラ基盤のシステム実現に向けた提案作業、基盤構築、基本検討、設計、開発、試験からシステム稼動後の運用管理、保守に至るまでトータルソリューションの技術支援を行っている。

 民間関連事業では、最終ユーザーが主に一般民間企業向けであり、個別ニーズに合わせた、各種システムの設計、製造、構築及びハードウェアのキッティング、ネットワーク設定、OS導入・設定、各種ミドルウェア導入・設定、システムテストといった、一連もしくは個別の提供及び稼働中システムの運用管理、保守、技術支援を行う。

 セキュリティ機器関連事業は、健全なIT社会構築に貢献する技術の提供を目標に、実効性のあるセキュリティソリューションの提供を行っている。官公庁や大手民間企業等にも専門担当が増えている。中でも、特にデジタル・フォレンジック技術に関しては、社会的ニーズが高まっている。

 セグメント別の前期15年3月期の業績は、公共関連事業は売上高53億72百万円(前年同期比15.1%増)、営業利益8億55百万円(同20.2%増)と2ケタの増収増益。
 民間関連事業は、売上高は86億33百万円(同2.3%増、営業利益10億49百万円(同8.3%増)と増収増益。
 セキュリティ機器関連事業は、売上高10億75百万円(同3.7%増)、営業利益1億98百万円(同30.0%減)と増収ながら減益。

 これまでの取組としては、需要が潤沢であるインフラビジネスにおける「技術者の育成」、ノウハウの蓄積にも繋がる運用系業務では「シェアの拡大」、業務アプリケーションでは「専門技術への取組みによる対応領域の拡大」を行っている。また、大阪と名古屋での技術者連携による名古屋地区での業務拡大に努めた。今期は、引き続き今後数年の事業展開を睨み、要員の採用・育成などの投資を行う予定。

 官公庁、地方自治体、民間企業のIT投資が回復局面にあることから、今期も堅調に推移するものと思われる。

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