インテージHDの第3四半期は営業利益29%増加、通期予想の95%を達成

(決算速報)

■価格適正化やコスト最適化、新規連結化など寄与

 インテージHD(インテージホールディングス)<4326>(東証プライム)の第3四半期連結決算(2024年7月~25年3月・累計)は、売上高が前年同期比5.4%増の509億45百万円となり、営業利益は同29.0%増の42億67百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同58.1%増の37億84百万円と大幅増益だった。

 第3四半期連結累計期間は、コスト上昇を受けた価格の適正化に取り組んだ上、海外は㈱データスプリングやUSAが前年を上回る水準で推移した。またドコモ・インサイトマーケティング(DIM)の新規連結効果や既存事業の伸長により増収を達成した。営業利益は、増収効果に加え、業務効率化や固定費削減などのコスト最適化施策により増益で着地。親会社株主利益は、CRO事業の譲渡益計上も加わり大幅に増加した。

 25年6月通期の連結業績予想は、前回発表から変更はなく、売上高は680億円(前期比7.5%増)、営業利益は45億円(同36.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は37億50百万円(同52.6%増)を継続した。営業利益は、第3四半期までで通期予想額の95%を達成しており、通期の業績見通しに期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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