テラは新型コロナウイルス肺炎の治療法開発に向けた提携が注目されストップ高

■死亡例のうち81~93%で確認された「ARDS」を治療と発表し注目集中

テラ<2191>(JQS)は4月28日、気配値のままストップ高の217円(50円高)に達し、10時にかけてまだ売買が成立していない。

 27日夜、新型コロナウイルスであるCOVID-19肺炎に対する間葉系幹細胞を用いた治療法の開発に関し、CENEGENICS JAPAN株式会社(セネジェニックス・ジャパン、東京都中央区)と共同研究契約を結んだと発表し、注目集中となった。
 セネジェニックス・ジャパンは遺伝子・細胞・組織等を用いた先端医療支援事業等を行い、テラの株式を1,228,000株保有する。

 発表によると、この感染症は、武漢(中国)で最初に確認された新型コロナウィルスによる感染症で、入院した患者のうち31~67%の割合で急性呼吸窮迫症候群「ARDS」を発症、また死亡例では「ARDS」合併が81~93%確認されており、「ARDS」治療の必要性が高いと考えらえている。「ARDS」治療には、炎症を抑える治療法が期待されており、その中でも炎症を抑え、かつ組織再生する能力のあるMSCs(間葉系幹細胞)の研究開発が世界で開始されているという。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る