AIinsideは上値試す、AI-OCRサービス契約数が増加基調

株式市場 銘柄

 AIinside<4488>(東マ)はAI-OCRサービスを展開している。21年3月期大幅営業・経常増益予想である。契約数が増加基調であり、20年6月には3000契約を突破した。新型コロナウイルスに伴う社会システム変化も追い風となるだろう。収益拡大を期待したい。株価は6月の高値から一旦反落したが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。

■AI-OCRサービスを展開

 19年12月東証マザーズに新規上場した。ディープラーニングによる手書き文字認識AIをベースとして、AI-OCRサービス「DX suite」を展開している。

 主要サービスはクラウド版、オンプレミス版、およびNTTデータ<9613>と協業提供する地方公共団体向けである。契約数が増加基調であり、20年6月には契約数が3000契約を突破した。

■21年3月期大幅営業・経常増益予想

 21年3月期業績(非連結)予想は、売上高が20年3月期比65.4%増の26億32百万円、営業利益が33.4%増の5億76百万円、経常利益が40.1%増の5億72百万円、純利益が6.8%減の3億91百万円としている。

 契約数が伸長して大幅営業・経常増益予想である。新型コロナウイルスに伴う社会システム変化も追い風となるだろう。収益拡大を期待したい。

■株価は上値試す

 株価は6月の高値から一旦反落したが、大きく下押す動きは見られない。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。7月10日の終値は3万4950円、時価総額は約1296億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る