【株式市場】好決算銘柄など選別し直され日経平均は後場重いが2日続伸

株式

◆日経平均は2万2985円51銭(65円21銭高)、TOPIXは1607.13ポイント(3.07ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく7億7614万株

 8月24日(月)後場の東京株式市場は、四半期好決算銘柄を選別し直す動きや材料株の個別物色が目立ち、任天堂<7974>(東1)が一段高となり事実上の上場来高値を更新。ただ、同銘柄は日経225種採用でなく、日経225平均は72円高で始まったあと13時過ぎに2円高まで値を消す場面があった。一方、第一生命HD<8750>(東1)や大手銀行株の一角が一段強含み、日経平均は次第に持ち直して2日続伸となった。

 後場は、ワコム<6727>(東1)が第1四半期の完全黒字転換やテレワーク関連事業への期待などで高値更新幅を広げ、ジャパンエンジンコーポ<6016>(東2)は最新の船用エンジン連続6台受注が材料視され3日連続ストップ高。8月3日上場のモダリス<4883>(東マ)は投資ファンドのレオス・キャピタルの買い増しなどが蒸し返され高値更新。7月10日上場のSPEEE<4499>(JQS)は各利益が第3四半期までで通期予想を上回ったことなどが注目し直され高値に接近。

 上場3日目のニューラルポケット<4056>(東マ)は24日になって公開価格900円の5.7倍の5100円で初値がつき、その後ストップ高の6100円まで急伸し高値引け。

 東証1部の出来高概算は少なく7億7614万株(前引けは3億8608万株)、売買代金は1兆5397億円(同7833億円)。1部上場2173銘柄のうち、値上がり銘柄数は999(前引けは908)銘柄、値下がり銘柄数は1070(同1149)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けも16業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、機械、小売り、金属製品、化学、卸売り、医薬品、情報・通信、ガラス・土石、繊維製品、などとなった。(HC)

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