澁谷工業が一段高、新型コロナとインフルエンザ両方を同時検出する装置を開発へ

■7日の大引け間際に急伸、さらに注目集中し上値を追う

 澁谷工業<6340>(東1)は9月8日、一段高で始まり、取引開始直後に10%高の3745円(325円高)まで上げて2019年2月以来の高値に進んだ。

 7日午後、新型コロナウイルスとインフルエンザの両方を同時に唾液から検出できるPCR検査装置の開発を発表し、7日の大引け間際に急伸、さらに注目集中となっている。

 発表によると、鹿児島大学大学院・理工学研究科の隅田泰生教授が代表を務める鹿児島大学認定ベンチャーの(株)スディックスバイオテック(鹿児島市)と、このほど共同開発契約を結んだ。澁谷工業は、すでにスディックスバイオテックから新型コロナとインフルエンザの唾液用検査キットそれぞれの受託生産を請負っている。今後、インフルエンザの流行シーズンを迎えるにあたって、3つのウイルスを同時に検査できる唾液試薬用の高速PCR検査装置を共同開発する。この冬にも間に合うように実用化する方針のようだ。(HC)

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