【株式市場】新型コロナ変異種が警戒され日経平均は一時259円安のあと回復基調

株式

◆日経平均は2万6613円09銭(101円33銭安)、TOPIXは1773.25ポイント(15.90ポイント安)、出来高概算(東証1部)は4億8055万株

 12月22日(火)前場の東京株式市場は、新型コロナウイルスの変異種登場、欧州株の全面安などを受け、空運、鉄道、自動車、機械株などが下げ、日経平均は10時にかけて259円45銭安(2万6454円47銭)まで下押した。一方、キッコーマン<2801>(東1)ブリヂストン<5108>(東1)などは堅調。日経平均は前引けにかけて回復基調となった。

ダイヤモンドエレクトロニクスHD<6699>(東1)松尾電機<6969>(東2)が再び活況高となり、給蓄電システムや次世代電池関連部材に注目したEV(電気自動車)関連人気再燃。ツインバード工業<6897>(東2)は22日から信用取引規制が解除され早速ワクチン保冷庫人気が再燃の様子。日本スキー場開発<6040>(東マ)は雪が多いに越したことはないとされ一段高。免疫生物研究所<4570>(JQG)は韓国企業との合弁会社設立などが材料視され急伸。

 22日は3銘柄が新規上場となり、Kaizen Platform(カイゼン・プラットフォーム)<4170>(東マ)は12月22日、取引開始と同時に1170円(公開価格は1150円)で初値をつけ、1340円まで上げ、前引けは1271円。ヤプリ<4168>(東マ)は11時2分に公開価格3160円の66%高の5240円で初値をつけ、5700円まで上げて前引けは5020円。 ウェルスナビ<7342>(東マ)は10時33分に公開価格1150円を50%上回る1725円で初値をつけ、1886円まで上げて前引けは1793円。

 東証1部の出来高概算は4億8055万株、売買代金は8939億円。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は241銘柄、値下がり銘柄数は1878銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がりし、下落率の小さい業種はゴム製品、精密機器、医薬品、輸送用機器、食料品、保険、機械、など。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る