マクアケは調整一巡、21年9月期も大幅増収増益予想

株式市場 銘柄

 マクアケ<4479>(東マ)は応援購入サービス事業として、国内NO.1の購入型クラウドファンディング・マッチングサービスMakuakeなどを展開している。21年9月期大幅増収増益予想としている。新型コロナウイルス禍も追い風となってオンライン化が加速し、Makuakeの利用が増加している。収益拡大基調だろう。株価は11月の上場来高値圏から反落して水準を切り下げたが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。

■応援購入サービス事業を展開

 サイバーエージェント<4751>の連結子会社である。応援購入サービス事業として、国内NO.1の購入型クラウドファンディング・マッチングサービスのMakuake、各種インキュベーション・サービスのMakuake Incubation Studio、広告配信代行などMakuakeに関連する周辺サービスを展開している。

 20年9月期の応援購入総額は19年9月期比2.7倍の146億64百万円、期末会員数は1.9倍の約126万人だった。

 なおソフトウェア開発のジシバリを、21年1月29日付で完全子会社化し、21年2月1日付で吸収合併する。

■21年9月期大幅増収増益予想

 21年9月期業績(非連結)予想は、売上高が20年9月期比60.4%増の51億72百万円、営業利益が21.5%増の6億20百万円、経常利益が20.6%増の6億17百万円、純利益が21.8%増の4億50百万円としている。

 大幅増収増益予想である。引き続き応募購入総額が増加(70.0%増の249億24百万円の計画)し、ブランド認知・浸透に向けた広告宣伝費の増加など先行投資負担を吸収する見込みだ。新型コロナウイルス禍も追い風となってオンライン化が加速し、Makuakeの利用が増加している。収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は11月の上場来高値圏から反落して水準を切り下げる形となったが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。12月29日の終値は8140円、時価総額は約950億円である。

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