【株式市場】日経平均は後場大きく回復し小幅安にとどまりTOPIXは小高くなり反発

株式

◆日経平均は2万8864円32銭(65円79銭安)、TOPIXは1896.18ポイント(11.44ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し14億3043万株

 3月5日(金)後場の東京株式市場は、昼の時間帯に債券相場が上げて長期金利の指標利回り低下が進んだとされ、日経平均は前引け値を120円上回る452円安で始まった。先物を前場の急落過程で売った向きの買い戻しが主軸とされ13時30分にかけて74円安まで回復。大引けは2日続落だがTOPIXは小高くなり反発した。

 後場は、住友電工<5702>(東1)が一段と上げ幅を広げ、好業績や証券会社の投資判断を好感。信越化学<4063>(東1)TDK<6762>(東1)が急回復し、同時にソフトバンクG<9984>(東1)も急激な上げのため日経平均ベースでの買い戻しや裁定買いが入ったとの見方。東芝<6502>(東1)はみずほグループの大量保有が材料視され一段高。サトウ食品<2923>(東2)やソフトウェア・サービス<3733>(JQS)は今期の大幅増益予想への評価再燃とされて一段高。JTOWER<4485>(東マ)は携帯各社の料金競争が激化するほど屋内設備シェアリング需要増加とされて一段高。日本銀行<8301>(JQS、出資証券)は黒田総裁の国会発言を受け売り増加とされ一転11時頃からストップ安。

 東証1部の出来高概算は増加し14億3043万株(前引けは6億4788万株)、売買代金も増え3兆1752億円(前引けは1兆3905億円)。1部上場2194銘柄のうち、値上がり銘柄数は1352(前引けは399)銘柄、値下がり銘柄数は753(同1744)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは5業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、鉄鋼、電力/ガス、水産/農林、食料品、化学、電気機器、その他製品、機械、石油/石炭、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る