わかもと製薬が急伸、眼科治療に「医療機器」の分野でも参入し医薬品と両面展開

■ドイツ製眼内レンズの日本国内での開発・上市で合意と発表

わかもと製薬<4512>(東1)は3月15日の前場、時間とともに上げ幅を広げ、11時過ぎにストップ高の330円(80円高)まで上げた。32%高で東証1部銘柄の値上がり率トップ。

 前週末取引日の12日付で、独VSYバイオテクノロジー社製眼内レンズの日本国内での開発・上市に向けて合意したと発表。直接的にはこれが買い材料になったとみられている。

 発表によると、国内における白内障手術数は近年、年間100万眼以上とも言われ、眼科手術の中でも最も大きな領域のひとつ。わかもと製薬は、各種点眼剤や眼科手術補助剤等の医療用医薬品を製造販売。IOLの導入は「医療機器」という新たな分野への参入となり、医薬品とは異なる手段で、さらなる貢献ができることになる。(HC)

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