【株式市場】日経平均は後場一進一退に転じるが上げ幅を保ち、TOPIXは一時小安くなったが回復し共に反発

株式

◆日経平均は2万9388円87銭(210円07銭高)、TOPIXは1957.64ポイント(3.64ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億4597万株

 4月1日(木)後場の東京株式市場は、朝から相場をけん引した半導体関連株が上げ幅を縮めて始まったため、日経平均も前引け値から100円近く値を消して始まった。東京エレクトロン<8035>(東1)などは間もなく切り返して一段ジリ高となったが、日経平均は前場の高値を抜けずに一進一退のまま大引けとなった。TOPIXは13時過ぎに一時小安くなる場面があった。

 後場は、ADEKA<4401>(東1)が13時頃の中期計画発表を境に急速に持ち直して堅調になり続伸。平和不<8803>(東1)は不動産株が総じて軟調な中で業績予想の増額が好感されジリ高を継続。ギグワークス<2375>(東2)は株主優待の一部変更が材料視され後場一段高となり3日続伸。デイアンドエス<4055>(東マ)は東芝グループの半導体企業キオクシアグループのシステム開発及び運用保守業務などを行うため、米企業がキオクシアを買収との米紙報道を受けて思惑視され一段高。ブロッコリー<2706>(JQS)は主力ゲームのCDがオリコン週間ランキング3位との発表を受け13時半過ぎから一段高。

 東証1部の出来高概算は12億4597万株(前引けは6億550万株)、売買代金は2超7186億円(同1兆2956億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は861(前引けは1176)銘柄、値下がり銘柄数は1261(同909)銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、精密機器、保険、電気機器、その他製品、金属製品、鉱業、化学、情報通信、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る