富士通とクレスコが朝日生命のDX戦略を支える次世代プラットフォーム構築を支援

■「優れたノウハウを持つ富士通、クレスコの支援のもとDX戦略を推進」と

 朝日生命保険相互会社(非上場、以下「朝日生命」)は4月1日付で、DX戦略を下支えする次世代プラットフォームの運用を今般開始し、同プラットフォームの構築に際しては、AWS(アマゾン ウェブ サービス)のクラウドサービスを活用し、富士通<6702>(東1)および、クレスコ<4674>(東1)の支援を得たと発表した。

■朝日生命はDX戦略を成長ドライバーの一つと位置付け推進

 発表リリースによると、朝日生命では、新中期経営計画の実行に向けてDX戦略を成長ドライバーの一つと位置付けている。今般、稼働した次世代プラットフォームは、アマゾン ウェブ サービス(以下「AWS」)のクラウドサービスを活用し、富士通株式会社(社長:時田隆仁、以下「富士通」)および、株式会社クレスコ(社長:根元浩幸、以下「クレスコ」)の支援のもと構築した。

■朝日生命は今後、自前の業務システムを順次移行

 同プラットフォームは、各業務システムのインフラ機能を統合的に管理する「クラウド基盤」と、各業務システムのアプリケーション機能を共通化した「アプリケーション共通機能」から構成されており、それらを土台に各業務システムが稼働することにより、業務固有のアプリケーション開発のみに特化することが可能となり、開発・運用の効率化が見込める。

 外部サービスや既存システムとの連携にはAPI連携機能を利用しており、タイムリーなシステム間連携が可能となる。また、システム開発の手続きにおいては、システムを設計・開発する際の方針をまとめたガイドラインを策定し、DevOpsを前提とした開発の標準化を図っている。

 朝日生命は今後、新しいシステムの開発や、営業支援システムなどの自前の業務システムを次世代プラットフォームへ順次移行していく。それにより、ビジネス要件に対応する業務システムのスピード開発、システム運用の効率化・省力化を図り、新中期経営計画におけるDX戦略を通じて「お客様への新たな付加価値の提供」「新たなビジネスモデルの創出」を実現していく。

 また、朝日生命は、企業のDX推進における優れたノウハウを持つ富士通およびクレスコをDXパートナーとして、引き続き両社の支援のもと、DX戦略を推進していく。(HC)

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