サイゼリヤは通期業績予想の増額など好感され高値に向けて大きく出直る

サイゼリヤ

■第2四半期は営業赤字半減、8月通期は経常・純利益を黒字予想に

 サイゼリヤ<7581>(東1)は4月15日、大きく反発して始まり、取引開始後は2432円(203円高)まで上げ、3月につけた高値2486円に向けて出直っている。

 14日の15時に発表した第2四半期決算(2020年9月~21年2月、累計)の営業損益が大幅に改善し、20年10公表の予想に対し赤字半減となったほか、8月通期の業績予想の大幅増額修正も発表し、注目集中となった。

 8月通期の連結業績予想は、売上高を従来予想比1.9%減の1325億円の見込みとしたが、店舗にかかる減損損失が予想を下回る見込みになったことなどにより、経常・純利益は黒字に転じる見込みとした。営業利益は従来の10億円の赤字予想を0.7億円の赤字予想とし、親会社株主に帰属する当期純利益はこれまでの36億円の赤字予想を10億円の黒字予想に見直した。(HC)

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