ジェイテックの今期第1四半期は、技術職知財リース事業の大幅増益により、減収ながら赤字幅は大幅に縮小

■テクノロジスト単価、稼働率共に前年同期を上回る

 ジェイテック<2479>(JQS)の今期第1四半期は、技術職知財リース事業の大幅増益により、減収ながら赤字幅は大幅に縮小した。

 第1四半期連結業績は、売上高8億05百万円(前年同期比2.7%減)、営業利益△2百万円(前年同期△45百万円)、経常利益△2百万円(同△45百万円)、純利益△20百万円(同△60百万円)であった。

 同社グループの主力事業である技術職知財リース事業の主要取引先である自動車業界では、先進安全技術の開発比重の高まりにより、高いスキルを持つテクノロジストや、早期戦力化が見込める新卒テクノロジストへの需要が高く、高付加価値な業務である機械設計開発分野に加え、電気・電子設計開発分野、ソフトウエア開発分野へのテクノロジストの配属が進捗したことにより、テクノロジスト単価は前年同期を上回った。稼働率についても前年同期を上回った。

 同社は、技術職知財リース事業、一般派遣及びエンジニア派遣事業の2事業を展開している。

 技術職知財リース事業の業績は、売上高は7億83百万円(前年同期比1.7%減)、セグメント利益87百万円(同109.9%増)と減収ながら大幅増益。

 一般派遣及びエンジニア派遣事業は、売上高22百万円(同28.8%減)、セグメント利益2百万円(同32.3%減)であった。

 今期16年3月期連結業績予想は、売上高36億21百万円(前期比8.2%増)、営業利益1億33百万円(同68.0%増)、経常利益1億32百万円(同69.8%増)、純利益1億10百万円(同89.7%増)と増収大幅増益を見込む。

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