東京センチュリーは千葉県印旛郡酒々井町での里山保全活動へ参画

■生物多様性保全を通じて「SDGs」に貢献

 東京センチュリー<8439>(東1)は、千葉県印旛郡酒々井町で里山保全活動(里山バンク)の実証実験を行っている椿ファーム(本社:千葉県富里市)と里山バンクに関する将来的な協業を行うことについて、基本合意したと発表。パートナー企業との共創による金融・サービスを提供することにより、環境に配慮した循環型経済社会の実現に貢献していく。(写真=椿ファームの千葉県印旛郡酒々井町の里山バンク)

 椿ファームは、東京都市大学環境学部環境創生学科の田中章教授が、日本での導入を提唱する「日本版生物多様性オフセット・バンキング」である「里山バンキング」の実証実験を、千葉県印旛郡酒々井町で田中教授と共同で進めている。

 里山バンキングとは、里山バンクでの環境保全活動のプラス面および開発などの経済活動によるマイナス面を、市場原理を用いてトレードオフすることでマイナス影響を相殺(オフセット)する仕組み。カーボンオフセットからさらに踏み込んだ、国際社会で通用する「生物多様性オフセット」の実現を視野に入れたものであり、CO2削減のみならず、日本の生物多様性の基盤である里山生態系の実質的な保全等を企業、行政、NGO、市民の地域連携によって推進する新しい取り組み。

 同社は、規制に縛られない自由な経営環境のもと、国内外のパートナー企業との共創による「金融×サービス×事業」を融合したビジネスモデルを展開している。近年、脱炭素社会の実現に向けた動きが加速する中、太陽光発電事業をはじめとするCO2削減に貢献する再生可能エネルギー事業に積極的に取り組んでいる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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