JFEホールディングスが出直る、NY最高値や財務改善報道など材料視

銘柄

■移動平均乖離かなり修正され「バリュー株買い」再燃の期待

 JFEホールディングス<5411>(東1)は7月26日、大きく出直り、7%高の1321円(89円高)まで上げた後も1300円台で推移し、4日ぶりに1300円台を回復している。NY株の最高値を受けて米国景気の回復にかかわる期待が再燃したほか、4年後までに低収益事業の売却などで900億円を捻出と7月22日付の日本経済新聞で伝えられ、材料視されている。

 2025年3月期を到達年度とする中期経営計画を推進中。今後、増大が見込まれる脱炭素投資を見据え財務改善を進める方針などが伝えられた。

 株価は日本製鉄<5401>(東1)とともに今年5月11日に高値をつけ、あと調整基調となっているが、25日移動平均などからの上方乖離がかなり修正されて過熱感が後退してきた。両銘柄ともPBR(株価純資産倍率)は依然0.6倍前後のため、乖離修正とともに「バリュー株買い」の再燃が期待されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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