【話題株】カシオは楽器も好調、ステイホーム需要をとらえ第1四半期の連結売上高48%増加

話題株

■次第に上げ幅を広げ7月14日以来の900円台復帰

 カシオ計算機<6952>(東1)は8月4日の前場、次第に上げ幅を広げる展開になり、午前11時にかけて8%高の1934円(139円高)まで上げて7月14日以来の900円台復帰となった。第1四半期決算が好調で、楽器がステイホーム需要をとらえて拡大とし、注目されている。

 8月3日15時に第1四半期の連結決算(2021年4~6月)を発表し、売上高は前年同期比48.4%増加して593.75億円となり、営業利益は58.21億円と、前年同期の11.9億円の赤字から大きく黒字転換した。経常、純利益も同じく大幅な黒字転換となった。

 時計が「G-SHOCK」のメタルラインをはじめとして欧米も含めて好調で、欧州では、英国も含めて若者を中心に八角形ケースの『GA-2100』が人気。コンシューマ事業では、楽器がステイホーム需要をとらえ「Slim&Smart」モデルの売上が拡大した。

 同社の業績特性は下期型だが、今3月期の予想は現段階で据え置き、営業利益は第2四半期まで4~9月累計期間の予想が100億円(前年同期の2.4倍)、3月通期のまでの予想は265億円(前期比72.4%増)。営業利益は、第1四半期の段階で第2四半期までの予想の6割近くを確保したことになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■60億円の設備投資と記念商品で90年の歴史を祝う  ニッカウヰスキーの創業90周年を機に、アサヒ…
  2. ■12フィートコンテナ80個積載、迅速な物資輸送を実現  センコーグループホールディングス(センコ…
  3. ■主要アパレルブランドのさらなる成長と周辺事業への拡張を目指す  三井物産は6月3日、アパレルブラ…
2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■熱中症予防対策で家電メーカーや家電量販店も注目  今週の当コラムでは、「確トラ」と「もしハリス」…
  2. どう見るこの相場
    ■予想可能性相場は意外とロングランとなる可能性も  「一難去ってまた一難」である。前週7月第3週は…
  3. ■割安な6銘柄が33%上昇!今後も高騰期待株続々浮上  東証の集計によれば、2005年以降、今年7…
  4. ■サマーラリー目前!投資家は今こそ2年スパンで考えるべき  「株価は半年先を予測する」といわれる。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る