【株式市場】日経平均は161円高のあと上げ幅縮小、米NASDAQ最高値の割に半導体株など重い

◆日経平均は2万7744円24銭(16円12銭高)、TOPIXは1927.10ポイント(1.88ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億1111万株

 8月6日(金)前場の東京株式市場は、米S&P500種とNASDAQ総合指数の最高値などを受けて海運、大手商社などが高く始まり、日経平均は取引開始後に160円75銭高(2万7888円87銭)まで上げた。しかし、ほどなく海運株などがダレ模様になり、NASDAQが高かった割に半導体株は軟調なまま推移。新型コロナ再拡大も気にされ、日経平均は一時18円90銭安(2万7709円22銭)となったが、前引けは持ち直して小高い。TOPIXは軟調だった。

 前日に四半期決算を発表した資生堂<4911>(東1)、業績予想の増額修正も発表したニコン<7731>(東1)が活況高となり、自社株買いも発表した加賀電子<8154>(東1)は再び一段高。大黒屋HD<6993>(東2)は赤字軽減が注目され急伸。ヘリオス<4593>(東マ)は幹細胞再生医薬品の効果に関する発表が注目されて急伸。オリコン<4800>(JQS)は四半期決算と自社株買いが材料視されストップ高。

 東証1部の出来高概算は5億1111万株、売買代金は1兆3024億円。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は1001銘柄、値下がり銘柄数は1031銘柄。

 また、東証33業種別指数は18業種が値上がりし、精密機器、鉱業、石油石炭、パルプ紙、非鉄金属、空運、証券商品先物、サービス、化学、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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