【株式市場】日経平均は後場も下げ幅500~600円前後で推移し9月7日以来の3万円割れに

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万9839円71銭(660円34銭安)、TOPIXは2064.55ポイント(35.62ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億1988万株

 9月21日(火)後場の東京株式市場は、ソニーG<6758>(東1)が次第に持ち直し、半導体株の中にも下げ幅を縮める銘柄が見られた。一方、中国の不動産大手・恒大集団の信用不安により、中国事業を強化してきたファーストリテ<9983>(東1)はジリ安を継続。日経平均は前引けと同水準の約600円安で始まり、14時半には500円安まで持ち直したが、その後再び下げて大引けは大幅反落となった。大引けの3万円割れは9月7日以来。

 後場は、日本航空<9201>(東1)やJR東日本<9020>(東1)、エイチ・アイ・エス<9603>(東1)などが一段とジリ高傾向を強め、緊急事態宣言の9月末解除観測などを好感。杉村倉庫<9307>(東2)はカジノ統合リゾート関連株とされ、中国政府がマカオの遊戯まで規制するなら大阪に漁夫の利との思惑の模様。ビートレンド<4020>(東マ)は好業績株の選別買いプラス緊急事態宣言解除なら顧客の飲食店が活性化との見方でストップ高。トミタ電機<6898>(JQS)は自民党の総裁選で功野氏を支援する石破氏が要職に就けば地元銘柄として有利との期待があるようで一段と上げストップ高。

 東証1部の出来高概算は13億1988万株(前引けは6億8883万株)、売買代金は3兆3784億円(同1兆7293億円)。1部上場2187銘柄のうち、値上がり銘柄数は218(前引けは156)銘柄、値下がり銘柄数は1942(同1995)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は3業種(前引けも3業種)にとどまり、空運、陸運、医薬品、のみだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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