【株式市場】材料株が高くギリシャ問題の影響は限定的とされ日経平均は反発

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万235円73銭(125円78銭高)、TOPIXは1630.40ポイント(5.58ポイント高)、出来高概算(東証1部)は25億8500万株

 30日後場の東京株式市場は、前場に続いてギリシャの債務問題が前回の2012年頃とは異なり主要国の金融システムに拡散する可能性は低いとされ、株価指数の先物が買い戻される動きが強まり、日経平均は大引けにかけて133円23銭高(2万243円18銭)まで上げて4日ぶりの反発となった。イオン<8267>(東1)が業績好調の予想などで7%近く上げ、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均とも高い。

 後場は、14時頃にソニー<6758>(東1)が公募増資などで最大4000億円を調達すると伝わり一段軟化したが、大東紡織<3202>(東1)が業績予想の増額を好感して急伸。TPP交渉への期待などから林兼産業<2286>(東1)などが一段高となり、アドベンチャー<6030>(東マ)は中国株の反発を受けて訪日観光客への期待から高値を更新し、日本ラッド<4736>(JQS)は5日連続ストップ高などセキュリティ関連株も活況高。テリロジー<3356>(JQS)は3日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は25億8500万株(前引けは11億9695万株)、売買代金は2兆7434億円(同1兆1655億円)。1部上場1887銘柄のうち、値上がり銘柄数は1279(同950)銘柄、値下がり銘柄数は503(同794)銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種(同16業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、空運、小売り、繊維製品、サービス、医薬品、パルプ・紙、水産・農林、保険、食料品、などとなった。

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