【株式市場】日経平均は後場180円高まで上げ3日ぶりに高い、中国・恒大への懸念後退

証券取引所 銘柄

◆日経平均は2万8892円69銭(27円56銭高)、TOPIXは2001.18ポイント(1.52ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し7億5404万株

 10月29日(金)後場の東京株式市場は、商船三井<9104>(東1)と川崎近海汽船<9179>(東1)が昼に大幅増益の四半期決算と業績予想の増額修正を発表し、一段高で始まり、海運株が一段高。また、信用不安が伝えられる中国の不動産大手・恒大が利払いを実施したと伝えられ、中国景気への期待からトヨタ自<7203>(東1)などが水準を一段上げて推移。日経平均も取引開始直後に一段高となり180円56銭高(2万9000円65銭)まで上げ、その後は一進一退となったが、大引けも値を保ち3日ぶりの反発となった。

 後場は、昼過ぎに四半期決算と自社株買いを発表したカルビー<2229>(東1)が一段高で始まり、13時に四半期決算を発表した第一三共<4568>(東1)、13時半に業績予想の増額も発表したカンロ<2216>(東2)は急動意。14時に業績予想の増額を発表した日本触媒<4114>(東1)は一段高。INCLUSIVE<7078>(東マ)は民間ロケット開発企業との提携などが連日好感されて4日連続ストップ高。京写<6837>(JQS)は業績上振れ期待などで出直り拡大。

 東証1部の出来高概算は増加し15億6498万株(前引けは7億5404万株)、売買代金は3兆5318億円(同1兆5710億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は1026(前引けは824)銘柄、値下がり銘柄数は1052(同1242)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けは9業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、パルプ紙、鉄鋼、食料品、繊維製品、その他製品、電気機器、鉱業、卸売り、その他金融、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る