ヨネックスが急伸、北米でテニス用品、中国でバドミントン用品など好調

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■第2四半期は最高益、業績・配当予想を増額修正、75周年記念配も

 ヨネックス<7906>(東2)は11月10日、急伸商状となり、取引開始後に18%高の910円(139円高)まで上げ、午前10時を過ぎても13%高前後で推移している。9日の15時に第2四半期決算と3月通期業績予想の増額修正、創業75周年の記念配当を含む増配を発表し、好感買いが集中した。900円台は2017年以来の高値になる。

 第2四半期連結決算(2021年4~9月・累計)は売上高が前年同期比57.5%増加し、営業利益、純利益は大幅に黒字転換した。日本、アジア、テニス用品の販売が好調な北米セグメントで業績が伸び、中国ではバドミントン用品の販売が大きく伸長し、売上高、利益ともに第2四半期としては過去最高を更新した。

 これを受け、3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、営業利益は従来予想を37.5%上回る55億円の見込み(前期の5.3倍)とし、親会社株主に帰属する当期純利益は同43.3%上回る43億円の見込み(同3.9倍)とした。また、9月中間配当は、創業75周年記念配当1円と合わせて従来予想を1円50銭増額し5円の予定(前年同期比3円の増配)とし、3月期末配当は従来予想比50銭増額して3円の予定(前年同期比50銭の増配)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る