【株式市場】日経平均は後場上げ一服で推移したが値を保ち3日続伸、好決算株など高い

◆日経平均は2万9776円80銭(166円83銭高)、TOPIXは2048.52ポイント(7.92ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億6341万株

 11月15日(月)後場の東京株式市場は、前引けにかけて中国の工業生産高屋小売売上高などの経済指標とこれらに関する受け止め方などが伝えられ、やや模様眺めに転じた印象があり、日経平均は前引けを30円ほど下回る117円高(2万9730円前後)で始まったまま中盤まで小動きを続けた。中で、ファナック<6954>(東1)やレーザーテック<6920>(東1)は13時頃から一段ジリ高となり、レーザーテックは初の3万円乗せ。日経平均は終盤に再び強含み3日続伸となった。

 後場は、Wスタンダード<3925>(東1)が大幅増益の四半期決算などを受け前引けにかけてストップ高に達したまま後場は大引け迄買い気配に貼りついて推移。同じくセコニック<7758>(東2)は朝から大引けまで買い気配のままストップ高。エンバイオ・HD<6092>(東マ)は営業利益などが第2四半期までで通期予想を上回ったことなどが好感されて一段高となりストップ高。シンバイオ製薬<4582>(JQS)は大幅黒字化など好感され2日連続ストップ高。「和解」の小野薬<4528>(東1)も高い。

 東証1部の出来高概算は11億6341万株(前引けは6億1192万株)、売買代金は2兆6394億円(同1兆3802億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は1054(前引けは1027)銘柄、値下がり銘柄数は1029(同1013)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種が値上がり(前引けも15業種が値上がり)し、値上がり率上位は、サービス、輸送用機器、パルプ紙、属製品、医薬品、情報通信、電気機器、機械、証券商品先物、精密機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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