ホンダ船外機の世界累計生産が200万台を達成

■カーボンニュートラル実現に向け、電動推進機のコンセプトモデルを発表

 ホンダ<7267>(東1)の船外機の世界累計生産台数が200万台を達成するとともに、細江船外機工場(静岡県浜松市)が開設20周年を迎えた。

 ホンダのマリン事業は、創業者である本田宗一郎の「水上を走るもの、水を汚すべからず」という信念の下、2ストロークエンジンが主流だった1960年代の船外機市場に環境負荷の低い4ストローク船外機「GB30」を投入したところから始まり、現在の4ストローク船外機市場の礎を築いてきた。

 ホンダの船外機は浜松製作所(静岡県浜松市)にて生産が開始され、2001年10月に船外機専用工場として細江船外機工場が開設された。2015年からは中国にあるホンダパワープロダクツチャイナ(Honda Power Products CHINA)にて小型船外機の生産を開始した。そして、今年、世界累計生産台数200万台を達成した。

 現在、細江船外機工場で8馬力から250馬力までの小・中・大型モデルを生産し、ホンダパワープロダクツチャイナで2馬力から6馬力までの小型モデルを生産しており、日本を含めた59か国に各国・地域のニーズに合わせた製品を供給している。

 そして、2050年にホンダの関わるすべての製品と企業活動を通じてカーボンニュートラルを目指す、という目標実現に向けて、創業者の想いをあらためて具現化する次世代のクリーンな船外機の提案として、現在開発中の小型電動推進機のコンセプトモデルを発表した。電動によりゼロエミッションであるだけでなく、低騒音、低振動、発進時からの高トルクなどの特徴がある。電力源にはホンダの着脱式可搬バッテリー「Honda Mobile Power Pack(モバイルパワーパック)」を採用している。これにより、陸のモビリティだけでなく、海のモビリティでもカーボンニュートラルの実現に取り組んでいく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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