名古屋鉄道、音声認識翻訳とAI見守りで駅サービス高度化

■名古屋駅で日本初の翻訳モニター、アジア大会見据え受け入れ強化

 名古屋鉄道<9048>(東証プライム)は3月23日、音声認識とAI技術を活用した駅サービス高度化に向け、2つの実証実験を発表した。名鉄名古屋駅では、アイシン<7259>(東証プライム)の音声認識アプリ「YYSystem」を活用し、係員の放送をリアルタイムで文字起こし・多言語翻訳するモニター案内の実証を4月3日から開始する。2026年秋の愛知・名古屋大会を見据えた受け入れ体制強化の一環である。

 同システムは話者の癖を学習する「Myエンジン」を搭載し、高精度な音声認識と翻訳を実現する。日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字)に対応し、聴覚障害者や訪日外国人に対して運行情報や注意喚起を視覚的に提供する。実証期間は2027年3月頃までを予定し、モニターの有用性を検証した上で他駅展開を目指す。

■八幡新田駅で無人駅の安全対策、AIが異常検知し自動案内

 一方、八幡新田駅では3月26日から5月末まで、AI画像解析による見守りと自動案内放送の実証を実施する。カメラ映像を解析し、長時間滞在など支援が必要な可能性のある利用者を検知し、自動音声で案内する仕組みである。名鉄EIエンジニアとmoztecが参画し、安全性向上と実用性を検証する。名古屋鉄道はICT活用により、安全・安心な駅利用環境の構築を進める方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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