【株式市場】NY株が急落し日経平均も大幅続落だが新規上場の4銘柄は買い気配

株式市場

◆日経平均の前引けは1万7247円61銭(164円97銭安)、TOPIXは1393.73ポイント(13.10ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億3097万株

 11日前場の東京株式市場は、NY株式の268ドル安と円相場の117円台への円高が手控え要因になり、朝方はトヨタ自動車<7203>(東1)が一時3.4%安となって一気に7300円を割り、ファナック<6954>(東1)は一時2万円の大台を割るなど、主力株の下げが目立った。日経平均は一時368円95銭安(1万7043円63銭)まで下げた。このため外部要因に影響されにくいオンラインゲーム株やバイオ株、材料の出た銘柄を物色する動きが強まり、提携交渉が出ているスカイマーク<9204>(東1)が戻り高値を更新し、マーベラス<7844>(東1)コロプラ<3668>(東1)ペプチドリーム<4587>(東マ)などが高く、リバーエレテック<6666>(JQS)は6日連続ストップ高となった。

 新規上場が4銘柄あり、前場は4銘柄とも買い気配のまま初値がついていない。ビーロット<3452>(東マ)は中古ビルやマンションのリフォーム再販などを行い、前引けは公開価格2010円に対し3440円の買い気配。GMO TECH<6026>(東マ)はスマートフォンアプリ(応用ソフト)向けの広告配信などを行い、公開価格5800円に対し9860円の買い気配。弁護士ドットコム<6027>(東マ)は法律相談サイト「弁護士ドットコム」を運営し、公開価格1230円に対し2098円の買い気配。スノーピーク<7816>(東マ)はアウトドア、登山用品などを企画製造し、公開価格2300円に対し3910円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は12億3097万株、売買代金は1兆3053億円。1部上場1848銘柄のうち、値上がり銘柄数は440銘柄、値下がり銘柄数は1286銘柄となった。

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