クレハは後場上値を追い最高値に迫る、業績好調で押し目買い根強いとの見方

■2022年度はいわき事業所増設の稼働開始し24年には中国第2も稼働

 クレハ<4023>(東証プライム)は4月21日、朝方の0.5%安(50円安の9770円)を下値に持ち直し、後場はジリ高となって14時40分過ぎには5%高に迫る1万270円(450円高)まで上げ、今年3月につけた上場来の高値1万330円に迫っている。「クレラップ」の樹脂事業など好調で、2022年3月期の連結業績は純利益などが3期ぶりに最高を更新する見通しとするため、押し目買いが根強いとの見方が出ている。

 PVDF(フッ素樹脂)事業がフル操業で、2021年度の第4四半期、いわき事業所の特殊ポリマー生産比率向上の改良工事が完工し、2022年度より商業生産を開始の予定。24年夏頃、中国常熟市に中国第2工場の稼働を予定している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る