マルマエの月次受注残高速報(4月末)は半導体FPD分野とも好調で前年同月比107.5%増加

■月次の開示は4月分をもって終了、慎重に検討した結果

 半導体・FPD製造装置の心臓部である真空パーツや高精度パーツを社内一貫生産するマルマエ<6264>(東証プライム)は5月20日の15時、月次受注残高速報の開示を同日発表の4月分で終了すると発表した。状況をタイムリーにお伝えする目的で2007年から受注残高の開示を継続してきたが、情報の正確性や公平性について慎重に検討した結果、月次の開示は停止することとした。

 2022年4月末の受注残高は、半導体分野においては、受注と出荷検収共に好調に推移したことから、対前月増減率は0.5%減、対前年同月増減率では92.8%増の19.12億円となった。FPD分野においても、出荷検収が順調であったことから、対前月増減率は3.1%減、対前年同月増減率では34.6%増の6.90億円となった。その他分野においては、太陽電池製造装置向けの受注があったことから、対前月増減率24.7%増、対前年同月増減率では65倍増の5.37億円となった。

 これらの結果、22年4月末の受注残高は、対前月増減率2.4%増、対前年同月増減率107.5%増の31.40億円となった。

 今後の見通しとして、半導体分野については、市場環境の好調さはしばらく続く見通しであり、弊社の受注についても拡大傾向が続く見通しを持っっている。また、FPD分野については、中小型OLED向けの受注は堅調だが、液晶向けの受注が一段落していることから、しばらく停滞する見通し。ただし、G8 OLED有機EL(第8世代の有機EL)向けの量産受注が今年年末までに入り始める見通しであり、停滞は長引かない見通しを持っている。その他分野におきましては、断続的ながら太陽電池製造装置向けの受注がしばらく続く見通しを持っている、とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る