マーケットエンタープライズは中古農機具需要の高まりを受け展示即売会を開催、コロナ禍で「副業に農業」の関心も高まる

 マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は6月8日、中古農機具需要の高まりを受け、6月9日から法人の顧客を対象とした中古農機具専門の展示即売会を鳥取市・結城市の2か所で開催すると発表。これにより、中古農機具市場の活性化を促進させることで、農業の観点からも持続可能な社会形成を目指していく。

■中古農機具の需要が高まっている背景とその影響

 昨今、中古農機具の需要が高まりを見せている。これは、急激に進む円安により、農機具の原材料高騰や、物流費用の価格上昇がおき、メーカーが販売する農機具の定価が高くなっていることが要因である。加えて、米などの作物価格の低下に伴って売上が減少した農家では、農機具の買い替え時に新品ではなく、中古農機具の購入を検討するケースも少なくない。

 さらには、新型コロナウイルスの感染拡大が、多様な働き方や減収などを生み出し、副業として農業に関心を持つ人が増加。こういった動きを受け、農業に限って自治体職員の副業を認める市や県、企業が現れるなど、農業への関心は高まりを見せている。最近では、個人の顧客から「新規就農の為に中古農機具を探しており、見学に訪れたい」という要望が多く寄せられている。しかし、その一方で、中古農機具の需要が高まるにつれ、法人販売店から「中古農機具の仕入れが難しくなってきた」という声を耳にすることも多くなってきた。

■中古農機具の仕入れが困難な法人向けに展示即売会を実施

 こうした背景を受け、マーケットエンタープライズでは、まずは法人の顧客を対象に中古農機具専門の展示即売会を実施することとなった。法人販売店に好まれる年式が新しい農機具の他に、20〜30馬力で数10万円の、エントリー層に人気の国産農機具を多数展示する予定である。この取り組みは、農機具の仕入れが困難になってきた農機具販売店の仕入れ機会創出と、ひいては新規就農検討者の経済的負担軽減にも繋がっていく。

【中古農機具展示即売会概要】

(1)2022年6月9日(木)10時〜17時
マーケットエンタープライズ 鳥取リユースセンター 担当:近藤・西村
鳥取県鳥取市河原町布袋525-1 TEL:0858-71-0850(9:00〜18:00)
(2)2022年7月14日(木)9時〜16時
マーケットエンタープライズ 北関東リユースセンター 担当:山本
茨城県結城市新矢畑2-8 TEL: 0296-38-3344 (8:00〜17:00)
※来場には事前に電話での連絡を

■今後の展開

 今後も中古の農機具の需要は高まっていくことと予測される。マーケットエンタープライズグループでは、オークションや展示会など様々な取り組みを実施し、中古農機具のビジネスを通じて、農業の更なる活性化や促進を図りながら、持続可能な社会形成を目指していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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