【株式市場】日経平均は一時56円高まで上げたが10円安、円高のため自動車株など軟調

◆日経平均は2万8861円76銭(10円02銭安)、TOPIXは1981.19ポイント(3.77ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億1656万株

 8月16日(火)前場の東京株式市場は、NYダウ4日続伸に反して値がさ半導体株や自動車株、海運株などが総じて安く始まり、円相場がNY連銀景況指数などを受けた米金利低下・ドル安を受けて円高に振れたことなどが要因とされたが、レーザーテック<6920>(東証プライム)などは中盤から堅調。三井不<8801>(東証プライム)などの不動産株が上げ、海外資本による不動産買い活発化など材料視。日本航空<9201>(東証プライム)などの空運株も需要回復期待などで堅調。日経平均は42円安で始まり、午前10時半頃に56円38銭高(2万8928円16銭)まで上げたが前引けは再び軟調。直近2日間で1050円超上げたこともあり一服模様となった。

 好決算銘柄への買いは引き続き強く、日機装<6376>(東証プライム)は業績予想の増額修正と自社株買いなど好感されて急伸し一段高。レアジョブ<6096>(東証プライム)は第1四半期決算の一部項目減益だが総合評価ではとされて急伸。アイスタイル<3660>(東証プライム)はアマゾンとの資本業務提携が材料視され終始買い気配のままストップ高。くふうカンパニー<4376>(東証グロース)は経営統合したロコガイドを通じてアイスタイル株を保有とあって活況高。Abalance<3856>(東証スタンダード)は6月決算と今期予想など好感され急伸ストップ高。Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は2日連続大幅高。Kudan<4425>(東証グロース)は四半期黒字化など好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は5億1656万株、売買代金は1兆2853億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は788銘柄、値下がり銘柄数は937銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種が値上がりし、その他製品、空運、不動産、小売り、サービス、食料品、電力ガス、パルプ紙、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る