ミロク情報サービスはクラウド顧客管理(CRM)の「BizMagic」を子会社化、ERPと親和性の高いCRM分野までサービス領域を拡大

■製品ラインアップを強化し、中小企業の生産性向上と売上拡大を支援

 財務・会計システムおよび経営情報サービスを開発・販売するミロク情報サービス(MJS)<9928>(東証プライム)は9月28日、顧客管理・営業支援システムを開発・販売するBizMagicを子会社化し、MJSグループとして、新たな体制のもと顧客管理・営業支援システム『BizMagic』の提供を開始すると発表。

 MJSの全国31拠点におよぶ営業基盤や、顧客基盤を活かし全国の中小企業に対し『BizMagic』を提供する。日々の顧客情報や案件管理などの業務効率化とスピーディーな情報共有により、中小企業の生産性の向上ならびに売上拡大を支援する。

 今後、同社のERPシステムとの連携に加え、中小企業のニーズに即した機能強化、他社システムとの連携拡大を図り、中小企業に対してフロントオフィスとバックオフィスをつなぐ、最適なERP/CRMソリューションの提供を予定している。

■子会社化の背景

 国内の市場は多くの産業で成熟化が進むとともに、顧客のニーズは多様化している。そのため、製品・サービスの差別化や顧客に合わせたマーケティング活動が求められ、さらに、顧客データを活用した既存顧客との長期的な関係維持、顧客一人ひとりに寄り添ったコミュニケーションの重要性が高まっている。

 こうした中、MJSは子会社化により、新たに『BizMagic』を製品ラインアップし、ERPと親和性の高いCRM分野までサービス領域を拡大した。

 『BizMagic』は、顧客の企業情報や名刺情報、訪問日時や問い合わせ内容等の接点情報、案件状況などを一元管理し、社内で共有できる顧客管理・営業支援システムである。用途に応じオプション機能を付けることで請求書や見積書の作成、決済、押印、メール送付など一連の作業をシームレスに実現し、顧客にあわせたきめ細やかな対応による顧客満足度向上を支援する。また、オンプレミス版とクラウド版を用意し、テレワークや在宅勤務など場所を問わない多様な働き方を実現し、生産性の向上と売上拡大をサポートする。

 MJSが提供する各種製品とユーザー層が一致し、需要の高い領域であったことから、中小企業向けソフトベンダであるBizMagicの子会社化に至った。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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