LMGの子会社コムニコ、AIを活用したSNS返信文自動生成サービス「AIリプライアシスト」を提供開始

 ラバブルマーケティンググループ(LMG)<9254>(東証グロース)の子会社で、企業のSNSマーケティングを支援する株式会社コムニコ(本社:東京都港区)は7月23日、X(旧 Twitter)を通じたユーザーからのお問い合わせに対する返信文の案をAIが自動生成する新サービス「AIリプライアシスト」の提供を開始したと発表。

■「AIリプライアシスト」について

 「AIリプライアシスト」は、企業のXアカウントに寄せられるお問い合わせや、企業のサービスに関する言及への返信文案をAIが自動で生成し、「AI×人」のハイブリッド対応を可能にするサービスである。従来は手動で行っていた返信が必要な投稿の選定や返信文案の作成をAIが担うことで、大幅な業務負担の軽減が実現できる。さらに、リプライ件数の増加によるユーザーとのコミュニケーション活性化により、Xでのインプレッション数向上も期待される。

※「AIリプライアシスト」の導入には、コムニコが開発・提供するSNS運用効率化ツール「コムニコ マーケティングスイート」の契約が必要である。

■作業時間約80%削減を想定

 「AIリプライアシスト」は、「投稿の収集から返信文案作成」「ユーザーのコメント内容の分析・分類」「コメントの緊急度や感情の傾向把握」「企業のXアカウントのトーンに沿った返信文の作成」といった工程を自動化することで、業務工数と時間を大幅に削減できる。コムニコの実証結果では、導入により業務時間が約80%削減された。なお、開発段階で試験的に利用した企業においては、SNSを通じて1日数十件寄せられるお問い合わせ対応にかかる作業時間を約90%削減する成果が得られている。

■X上の「アクティブコミュニケーション」活性化でインプレッション数向上も期待

 企業や団体のX運用においては、「インプレッション数」をKPIとして設定するケースが多く見られる。その向上手段のひとつとして、リプライを積極的に行うなどユーザーとのコミュニケーション量を高めることが推奨されている。「AIリプライアシスト」を導入すれば、返信業務の効率化により返信件数の増加と作業スピードの向上が図れるため、インプレッション数の改善が期待できる。加えて、内容の適切な返信を継続的かつ多数行うことにより、ユーザーのXアカウントに対する好意度の向上や、商品・ブランド・企業への顧客満足度の向上にも寄与すると見込まれる。

 コムニコでは、顧客のSNS運用業務を効率化し、効果的に進めるためのAI活用方法を日々検討しており、「AIリプライアシスト」については5月下旬より開発と調整を進めてきた。まずはX運用向けのサービスとして提供を開始し、今後はInstagramやTikTokへの対応も視野に開発を進める予定である。今後も、顧客のSNS運用効果の最大化と業務負担軽減を目的としたサービスの開発・提供に努めていく方針である。

■コムニコについて

 2008年11月設立。大手企業を中心に、2013年4月から2024年10月までの累計で2,600件以上のアカウント開設・運用支援実績を持つ。戦略策定からアカウント開設、投稿コンテンツ作成、コメント対応、レポート作成、効果検証までをワンストップで提供している。さらに、蓄積したノウハウをもとに、SNSアカウント運用管理用のSaaS型ツールやキャンペーンツール、Instagramチャットボットツールなども開発・提供している。

■ラバブルマーケティンググループについて

 「人に地球に共感を」をパーパスとし、現代の生活者の情報消費行動に寄り添う「共感」を重視したマーケティング(Lovable Marketing)を推進する企業グループである。「最も愛されるマーケティンググループを創る」をグループミッションに掲げ、マーケティングの運用領域を中核とした事業を展開している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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