KeyHolderは『乃木坂46』のイベントなど想定を上回り業績予想を大幅に増額修正、当期利益など従来予想の3割増に

ビジネス 万年筆 メモ

■『SKE48』は期末までの計画を精査した結果さらに伸びる見通し

 KeyHolder(キーホルダー)<4712>(東証スタンダード)は10月21日の15時に2022年12月期・通期連結業績予想の大幅な増額修正を発表し、営業利益は今年7月に発表した予想を33.3%上回る20億円の見込み(前期の2.7倍)に見直した。コロナ対策で実施されていた入場制限などが緩和・撤廃されたことなどにより、特に『乃木坂46』に係るイベントなどにおいて、当初の想定を上回る実績で推移していることなどを要因とした。

 今12月期の連結売上収益(売上高に相当)の予想は同10.0%上回る220億円の見込み(前期比31.1%増)とした。

 総合エンターテインメント事業では、特に『乃木坂46』に係るイベント等において、当初の想定を上回る実績で推移していることに加え、『SKE48』や『Novelbright』などの既存IPコンテンツを含めた期末までに計画されている内容を、現在の事業環境に併せて改めて精査した結果、売上収益で約800百万円程度の増加を見込むこととなった。

 同事業の営業利益は、乃木坂46合同会社に基づく持分法投資利益の増加分も考慮して約410百万円程度の増加を見込むとした。連結ベースでの親会社の所有者に帰属する当期利益は同30.8%増の17億円の見込み(前期の3.7倍)に見直した。

 広告代理店事業も、改めて期末までの収益状況等を精査した結果、当初の想定をさらに上回る見込みになった。映像制作事業でも、特番からレギュラー化を果たしたバラエティ番組が好調のほか、予算外の新規制作案件や、引き続き特番の制作案件等を獲得していることなどから、売上収益、営業利益とも拡大する見込みとなった。同社の筆頭株主はJトラスト<8508>(東証スタンダード)で、発行済み株式の29.8%を保有する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る