デンカはセメント事業の譲渡、完全撤退が好感され5ヵ月ぶりに3500円台を回復

■譲渡するセメント事業は太平洋セメントグループが継承する形に

 デンカ<4061>(東証プライム)は10月26日、大きく出直り、取引開始後に9%高の3505円(285円高)まで上げた後も3500円前後で推移し、今年5月11日以来、約5ヵ月ぶりの3500円台となっている。25日の15時にセメント事業からの完全撤退と業績予想の修正を発表し、経営資源の集中に向けた期待が強まった。完全撤退の決定にともない固定資産の減損損失など約190億円を今3月期の第3四半期以降に特別損失として計上するとした。

 発表によると、セメント販売事業を新たに設立する完全子会社に承継させた上で、同新会社の全株式を太平洋セメント<5233>(東証プライム)に譲渡する。併せて2025年上期を目途に石灰石の自社採掘及びセメント製造事業からの完全撤退を25日付で決議した。セメント事業の主拠点を置く新潟県糸魚川市には太平洋セメント100%子会社の明星セメント株式会社がある。、従前から太平洋セメント及び明星セメントと隣接する黒姫山の優良な石灰石鉱山の共同開発計画に取り組んでおり、双方の信頼関係が醸成されてきたという経緯もあり、本取引に合意した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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